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iPhone,iPad,Macのリマインダーアプリ

iPhoneなどに標準で搭載されているアプリ「リマインダー」ですが、iOS18へアップデートしたときに以前よりも使いやすくなっていることに気づきました。リマインダーは自分がやるべきことや覚えておきたいことなど、いわゆるタスクをメモしておき、必要なときに通知をしてくれるアプリです。手書きの手帳にあるTo-Doリストをアプリにしたようなものです。

手帳のTo-Doリストはチェックボックスのついたメモ欄を沢山並べたものですが、リマインダーも基本的にはそれと同じです。ただ、アプリであるため、それ以上に便利な機能があります。

 

便利な点1 タスクを分類できる

リマインダーでは、タスクを自分で決めた種類毎に分類することができます。その分類したタスクのまとまり、グループを「リスト」とリマインダーでは呼んでいます。

マイリストと書かれた下に、「仕事」「プライベート」「買物リスト」とありますが、これらが今回例として作成したリストです。リスト名の横にあるアイコンの絵や色は、色々な選択肢の中から選んで自由に決めることができます。

作成したリストの中にタスクを分類する方法は、タスクを新規に作成する際に、事前に作成したリストを選ぶことで可能です。なお、リマインダーでは、タスクそのものを「リマインダー」と呼んでいるため、新規にタスクを作成する画面では以下のように「新規リマインダー」という表記になっています。

 

 

便利な点2 分類したタスクをさらに小分類できる

リマインダーでは、リストの中にあるタスクをさらに小分類することができます。

例えば、スーパーに行って買う物をタスクとして「買物リスト」に分類しており、これらをさらに買う物の種類別に分類したいと思った場合を考えます。

 

この場合、上の写真の右上にある丸に点が3つあるアイコンを選ぶとメニューが現れ、その中にある「新規セクション」を選ぶことで小分類するための項目を作ることができます。

 

この方法で、例えば以下のような小分類を作ることができます。

 

このようにリマインダーでは、「セクション」を使うことで、リストの中にあるタスクをさらに分類することができるようになっています。

 

便利な点3 タスクにサブタスクを作ることができる

リマインダーでは、タスクの中にいくつかのタスクを作成することができます。

例えば、ある人に電話をするというタスクをリマインダーに作ったとします。その電話で話をする内容を忘れないようにするため、それらをタスクにしておきたいと思ったとすると、以下のように電話をするというタスクの下に、それらをタスクとして作成しておくことができます。

 

iphoneやipadのリマインダーでは、これらを「サブタスク」と呼んでいます。サブタスクを作るためには、タスクをタップすると現れる「i」マークをタップし、そのあとに現れるメニューの中にある「サブタスク」という項目から作成することができます。

 

Mac版のリマインダーにはなぜか「サブタスク」という項目がないため、以下のようにサブタスクにしたいタスクを右にスワイプしたときに現れる「インデント」をクリックするか、あるいはタスクそのものをドラッグ&ドロップすることで、タスクの中にタスクを作成することができます。

 

便利な点4 タスクにタグをつけることができる

作成した個々のタスクにはタグをつけることができます。タグとはそのタスクに関するキーワードのようなものですが、タスクを分類するための手段の一つとして使うことができます。

リマインダーでは、タスクを分類するためにリストを作成して、そのリストの中にタスクをまとめることができましたが、タグを使うことで、タスクがどのリストの中にあっても、キーワードを使ったタスクの検索ができるようになります。

タグの作成は、タスクをタップして「i」マークをタップした後のメニューにある「タグ」から可能です。

 

例えば「家族」というタグを作成したとすると、タスクの下に「#」マークがついた形でタグがつけられます。

色々なタスクにタグをつけていくと、リマインダーアプリを開いたときの画面に「タグ」という項目が現れ、ここからタグでの検索ができるようになります。

 

ここで、「家族」というタグをタップすると、以下のように「家族」のタグがついたタスクを確認することができます。

 

便利な点5 タスクにメモを追記できる

タスクには以下のようにメモを追記できます。紙のTo-Doリストは書くスペースが限られているため、シンプルな機能ですがこういうのはありがたいです。

 

タスクをタップすると以下のように「メモを追加」と書かれた場所が現れますので、そこにメモを直接記入できます。

 

便利な点6 必要なときにタスクを通知できる

作成したタスクは、必要な日時や場所で通知することができます。紙のTo-Doリストでは絶対に実現できない、リマインダーの便利な機能の一つです。

タスクをタップして「i」マークをタップした後のメニューにある「日付」「時刻」「場所」で通知を設定することができます。

場所の設定は、以下のようにその場所に到着したとき、あるいはその場所から出発するときのいずれかを選択できるようになっています。

なお、「日付」「時刻」「場所」のすべてを設定した場合、ひとつでも条件が満たされれば通知が来るようになっています。例えば、設定した場所に到着していなくても、設定した日時がきたときには通知がきます。

 

まとめ

リマインダーには今回紹介した機能以外にも、タスクにフラグをつける、優先順位をつける、他の人と共有するといった機能もあります。またアプリがアップデートされたときに新しい機能が追加になることもあります。リマインダーの機能はシンプルなので、使っているとすぐに慣れてくると思います。

仕事や日常の生活において、色々とやらないといけないことが沢山あるかと思いますが、やならいといけないことをいつまでも手につけずにおいておくと、それが心のどこかに引っ掛かりとなり、やがてストレスになってしまうことがあるかもしれません。リマインダーを使ってそのような多くのことを整理して着実にこなしていくと、人生をよりよく過ごせるようになるきっかけになるかもしれませんね。

 

  • この記事を書いた人

とりのすけ

技術系の普通の会社員です。人生をより良くするためにやっていること、便利なもの、サービスなどを共有しています。

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